サーファクタント蛋白質D(SP-D)は、肺胞Ⅱ型細胞から産生される肺サーファクタントに特異的なアポ蛋白であり、コラーゲン様構造を持つ親水性の糖蛋白質です。
血清SP-D値は、健常人に比べ特発性間質性肺炎(IIPs)患者群で有意に高値を示すことが明らかにされ、IIPsの診断補助、経過観察に有用とされています。

使用目的
血清中のサーファクタントプロテインD(SP-D)の測定
測定原理
本製品は、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)により、血清中 の SP-Dを測定する試薬です。血清にストレプトアビジン結合磁性粒子(SA 結合粒子 NX )、ビオチン化抗ヒト SP-D 抗体(ビオチン化抗体 NX )及び アルカリホスファターゼ標識抗ヒト SP-D 抗体(酵素標識抗体 NX)を加えると、「 SA 結合粒子」-「ビオチン化抗体」-「血清中の SP-D 」-「酵素標識抗体 」の複合体が形成されます。この複合に発光試薬を添加して発光量を測定します。この発光量は血清中の SP-D 濃度に依存して増加するため、定量が可能となります。
測定範囲
15.0~1,000.0ng/mL
製品仕様
| 製品番号 | 61582-8 |
|---|---|
| 包装単位 | 100回用 |
| 保管条件 | 2~8 ºC |
| 別売品 | 80119 CL SP-D 「ヤマサ」 NX用コントロールセット 80120 CL SP-D 「ヤマサ」 NX用検体希釈液 |
主要文献
| タイトル | 著者 | 文献 |
|---|---|---|
| A Pneumocyte-Derived Collagenous Surfactant-Associated Protein.us surfactant proteins. | Persson A et al. | Biochemistry 27: 8576, 1988 |
| 肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)の血清濃度測定キットの開発 | 永江尚人 他 | 医学と薬学 36: 803, 1996 |
| 肺疾患の診断における肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)血清濃度測定キット「ヤマサ」の有用性 | 本田泰人 他 | 医学と薬学 36: 809, 1996 |
| 肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)の短時間測定法 SP-Dキット「ヤマサ」EIA IIの開発 | 田中誠仁 他 | 医学と薬学 59: 439, 2008 |
| 全自動化学発光免疫測定装置CL-JACK専用試薬CL SP-D 「ヤマサ」 の基礎的検討 | 村田誠 他 | 医学と薬学 71: 2303, 2014 |
| 全自動化学発光免疫測定装置CL-JACK NX専用試薬CL SP-D「ヤマサ」NXの基礎的検討 | 土居耕介 他 | 医学と薬学 78: 261, 2021 |
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